Phnom Penh, Cambodia

ちょっと前にいったカンボジアのことを、写真を取り込むのをサボっていてかいていなかった。
ということで、最近、東南アジア旅行ブログ化していており、君は本当に仕事をしてるのか、といわれそうだが、ほとんどが週末1泊でいっておりまして、かように香港に住むとアジア諸国は本当に近い。
(とはいえ、さすがに6月は出歩きすぎて若干疲れ気味。)

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たいていは家族か友達を旅行に巻き込むのだが、そのときはあまりに急に決めすぎたため、一人でふらっとカンボジアはプノンペンに週末でかけた。

一人旅をする人としない人がいる。友達に、一人旅は感動を分かち合う人がいないから旅の印象が残らなくない?といわれたが、それは一理あって、私はそういう時、文章に残して埋めようとするようだ。逆に、家族と一緒にいった旅行などは、あまりブログに長々と残さない傾向がある。大体、誰かに伝えたいようなことはその場で消化してしまうからだろう。逆に、Planningを誰にも任せられず、その国のことをいろいろ考えたり調べたりしてよく考えるのは一人旅ならでは。まあ、ある意味非常に贅沢な時間の使い方だとは思う、プライベートの一人旅は。

プノンペンには香港からはDragon Air(Cathay系)が直行を出している。日本からは、アンコールワットがあるシェムリアップに行く人は多いのだろうが、プノンペンは割りとマイナーかもしれない。




入国はカオス

カンボジアはビザが必要な国だが、観光ビザは入国時にとることができる。
が、プノンペンはここがすでにカオスで、まったく列がフォーメーションされていないカウンターにおしよせて用紙をもらうしかなく、その場でパスポートを引き換え券なく取り上げられ、旅行者を猜疑と不安に陥れる。隣のカウンターに移って人だかりのなか一生懸命背伸びをしていると、見覚えのある赤いパスポートが振りかざされ、そうしたら人だかりをかきわけてカウンターに突進し、パスポートを奪還する。その時点で汗だく。また入国書類はいったん列について入国審査に並ばないと誰も持っていないなど、非効率きわまりなく、同じ飛行機で着いたアメリカ人女子がむちゃくちゃ怒っていた。まあ、ここ、東南アジアだからね、お嬢さん。。。

プノンペンぶらぶら

個人的にはホーチミンシティよりむしろ見所はおおいのでは?と思うほど堪能した。この町には仏教寺院、ポルポト時代の遺産、フランス統治時代のなごりを感じさせるアジアンシックなレストランやブティックの類など、各種の見所がコンパクトにまとまっており、1-2日で凝縮した観光ができる。

ホテルでどうやって観光に行こうか、と相談したところ、タクシーを1日雇って45ドルだし、ということでそれをお勧めされた。個人的には街の空気を感じられるトゥクトゥク(バイクがひく馬車みたいなの)に未練があり、トゥクトゥクは?と聞いたところ、上品なマネジャー氏は眉をしかめ「マダム、こんなに暑いのにトゥクトゥクはお勧めしません。それに、あなたのきれいなブラウスは一日トゥクトゥクに乗っていたら真っ黒になってしまいますよ?」ときれいな英語でいなされた。なるほど、34度の気温、急に振り出す雨の中、冷房のきいたタクシーでの観光は快適で、いきなり道端の携帯屋の前で車を止めさせて携帯電話の小売価格を調べ始めたり、バイク屋で世間話を試みる変な日本人女性に対し、ドライバー氏は寡黙ながら感じよく親切に対応してくれた。

ローカルの様子を垣間見るに、これから内需が成長しそうな原動力を秘めた、若い国であるのを感じる。

iPhoneやSamsung Galaxyの価格は香港あたりと一緒で、この国の平均賃金を考えれば相当な高級品なのに、若い人たちがみな手にしているのにちょっと驚いた。がんばって買うんだろうなあ。後で調べると、Smart Phone Penetrationが30%を超えている。ここ数年で一気に移行するだろうな。

バイクで通勤する女性のほとんどがヴィトンやグッチをもっていて、あれはパチモンなのかな?といぶかっていた疑問は、ローカルの若い子に人気というショッピングセンターを訪れて氷解。そこらじゅうのBag屋さんが、パチモンのブランド品しかおいてないくらいなのだ。US100ドルくらいで売られているそのバッグをきっとお給料をためて買う女の子たちは、それが2000ドルくらいで売られているバッグの偽者としっているのかな?Bagに2000ドルなんてばかばかしいから偽者で十分よ、ていいそうな気がする。欧州ブランドが打って出るときは、先にぱちもんが市場に出回ってしまったつけを払わなくてはいけないだろうなあ。

プノンペンは白人旅行客が目に付く町で、町中心部のレストランは観光客価格にしても味は確か。この辺はフランス文化圏の遺産であり、香港よりよほど洋食はおいしい。ちなみに、旅行者としてはUSドルを持っていれば十分要は足りる。

街歩きはStreet 240 をふらふらしたのが一番たのしかった。見た目はバリの目抜き通りくらいでガイドブックほどのこともないな、とおもいきや、ふらっと立ち寄るお店のアクセサリーやシルク製品のセンスのよさと値段、カフェのおしゃれさは、ちょっとびっくりするほどだった。Crea Travellerあたりにはぜひ特集を組むことをお勧めしたい。

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Foreign Correspondent's Clubより、川を望む。東南アジア名物、「信号がないところでバイクをよけて横断」はここでも健在。

Killing Field

ポルポト政権の悪夢の記録を今に残す場所。全国に数百箇所以上あるといわれる、ポルポト時代の虐殺施設のひとつである。
美しいモニュメントに近づくと、ガラス張りの塔の中が頭蓋骨でいっぱいなことにきづいて思わず立ちすくむ。遊歩道をあるくと、白いものが地面に見え隠れし、これは木の根なのかな?と思うと、埋葬し切れていない人骨としって、途方にくれる。きれいにかざりつけられた菩提樹の前の看板を読むと、この木にたくさんの子供の頭を打ち付けて殺したと知って、後ずさる。ありえない。

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この時代のことに関しては今でもはっきりしないことが多いらしいが、雨あがりでむっとする朝、ゆっくり見て歩くだけでかなりの気力をうばわれた。なんで、このような狂気が国を席巻し、多くの人命を奪ったのはそんな昔のことじゃない、70年代とか、ほんの40年前のことだ。しかも、西側諸国を中心とする世界は、この状況をしばらく見殺しにした。それがそう昔のことではないだけに、世界がそっち側に転びうるという恐怖に、鳥肌がたつ。
うまくその状況を消化できず、ベンチに座り込んで、ただ平和に見える小さな池をずっとみていた。強烈な悲しみに満ちた場所。アジアの近代史には悲しいことが多いのだが、カンボジアもまた、大きな悲しみを背負った国だと知る。

ちなみに、ここの日本語版オーディオガイドは秀逸で非常に聞かせる。ガイドの全部を真剣に聞いてしまった。

中央市場

怪しげなルビーとかダイアモンドはどうでもよく、この手のところではローカルなアクセサリーをゲットすることに執念を注ぐ私は、木のビーズを連ねたネックレスを、最初1本5ドルといわれたのを、最後色違いの4色全部で8ドルまで値切り倒して満足して買った。まあ、それでももちろんぼったくり価格だろうけど、よいではないか。
何よりほしかったのは花屋の軒先の美しい花輪なのだが、かえるまで持たないし、と未練がましく何度も店舗の前を行ったりきたりして、あきらめた。

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王宮

ここの王宮は配色が美しく、しかしピュアにアジア様式にもみえない、といぶかったところ、1800年代にフランスの建築家が設計したものときいて、なるほど、と思う。派手とシックの絶妙なバランス感。

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アジア旅はクラシックホテルで

私はホテルサーチにはTablet Hotelsを愛用しており、こちらのプノンペン一押しはラッフルズ。コロニアルでどっしりとした建物、クラシックだけれど機能的な部屋、品のいいサービス。一人旅のときは、いまいち夕飯を楽しめないのが残念なのだが、ここはレストランやバーが素敵で、夜暗くなってから外出しなくてもゆったりと食事もできてよかった。

電力やネットは若干不安定で、休みの日にもかかわらず電話会議があった私は、会議直前に停電し、しばらくネットが落ちてモデルが受け取れず汗だくになったのだが、あまりにも対応がいいのでなんか、まあいいかと思わせてくれた。

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Elephant Barにてジャッキー・ケネディが愛したというFame Fatale を飲みながら熱帯の夜は更ける。

BGMが聞き覚えあると思うと、小林明子の「恋に落ちて」ピアノアレンジ。アジア諸国では日本の歌謡曲がスタンダードナンバー化しているというのは、まあ悪い話ではないんだが、ちょっとばかり旅情はそがれる。
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by lat22n | 2013-07-11 05:00 | Travel


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