Farewell week

海外に移住する前はどうしても「だったらせっかくだから、その前に会おう」という約束でスケジュールがいっぱいになる。幸せなことだ。
今週もいろんな出会いと reconnect があった。

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(翌日の仕込み用、お休みになられたダックちゃんと、ダックホーンのワイン。。。)

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# by lat22n | 2011-09-29 07:01 | Japan

A view from the conference room

バケーション明け、香港で数日間をすごした。

香港IDを申請し、サービスアパートから会社のオフィスへの行き方を覚え、いつもどおり、いくつかの電話会議をこなした。
海外に引っ越しをする前にその場所にファミリアである、というのは不思議な感じなのだけれど、大人になった分、軟着陸をする準備ができるようになったということだろう。
つくづく、スーツケース1個でアメリカにいってそのまま5年も住んでいた数年前の無謀な自分を懐かしむ。

今日の最後の電話会議が19時からで、会議室のドアをあけて、予想外にそこに広がった夜景に息を呑んだ。
CentralからMidlevels にむけての坂に、にょきにょきと生えるいくつもの高層マンション群を見上げる会議室、ビル群に全部灯りがついて窓一面が光の洪水だった。

13階というのは香港では決して高層階ではない。丘の上から、高層ビルの上から、もっともっとゴージャスな夜景を望む場所もある。
それでも、私はこの夜景が好きになった。なんだか、親しみがわいた。
たぶん、これからきっと私は何度もこの部屋でこの夜景を仰ぐことになる。

その瞬間、この街をもっと好きになれるんじゃないか、そんな気がした。
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# by lat22n | 2011-09-01 23:24 | Hong Kong

Dear my little sister

実家のシーズーは、家に来た順番から私の妹ということにはなっているが、14歳のおばあちゃん。
乳がんが肺に転移して余命わずかの宣告を受け、これが、ほぼ確実に、最期の一緒に過ごせる夏になってしまった。

実家の玄関をくぐって名前を呼んでももうちょこまかとお迎えにやって来ることはなく、ただリビングルームの座布団の上に座って、私を見上げてちいさく尻尾を動かした。
やせ細って、目ばかりきょろきょろ動き、よろよろとしか歩けない。
毛並みは相変わらず綺麗だが、骨の形が触って分かるほどに痩せてしまった。
もう普通のえさはほとんど食べられないというが、私の手から、小さく砕いたパウンドケーキをひとかけら食べ、大儀そうにぺたんと座布団にふせた。
頭をなで、その体温を手のひらに感じつつ、あまりにも小さくなってしまったことにショックで、胸がきりきりとした。

この子がうちに来た時、私は大学生だった。
父が仕事で付き合いがあるというペットショップに母を連れていき「家が汚れるから、絶対犬なんかかわないから」と不服そうだった母が、生まれて2週間のシーズーを抱いてメロメロになって帰ってきて「あまりにも可愛いので飼うことにしちゃった」と宣言し、姉弟全員驚かされた。

初めて家に来た日は、掃除機の音におびえ、大きな声におびえ、毛糸玉のようにちぢこまり、家族全員で息を殺して、ケージの中の小さな暖かい生き物を取り巻いた。

子供のころはやんちゃでよく跳ねて走り回る犬だった。私がベッドの上に並べていた熊のぬいぐるみは全員相撲の相手として床に引きずり出され、ずたぼろになるまで振り回された。

注目を集めて育った犬なだけに、新聞を誰かが読んでいると自分をみろとばかりに新聞に飛び乗り邪魔をして、こっちを見てと甘えた。多分、自分のこと犬だとおもってないんだろうな、というくらい、他所の犬に関心がなかった。

一番家の中で小柄な私のことはなめているんじゃないのか、とたまに腹立たしかったけれど、ボーイフレンドと別れ話をして、夕方一人で帰ってきて、玄関で小さくなって泣いていたときは、私の膝に飛び乗って顔中なめまわしてくれたり、意外と面倒見も良かった。

私がアメリカにすむようになり、年に数回だけ大きなスーツケースで帰ってきて、それを持って再び出かけていくことを知ると、私が帰りの荷造りを始めるとスーツケースの中に入って邪魔をした。いとおしかった。

長い間、本当に、たくさんの、喜びと笑顔をありがとう。

そして、犬を抱き上げた母の後姿の、その肩の薄さにちょっとぎくっとした。
命あるもの、すべからく、老いる。分かっているけど、どうしようもなくさみしい。

「わんわん!わんわん!」
元気いっぱいに駆け寄ってきた甥っ子を抱きしめ、飛び跳ねている若いいのちの力強さを感じた。こうして世代が交代していくのだな、としみじみと思った。

新しい命を生み出して行くことの意味を、なんだかきりきりと感じる夜だった。
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# by lat22n | 2011-08-12 16:34 | Think

Mt. Fuji Hiking

7月の終わりに富士山に登った。
しばらく日本を離れる前にやってみたかったことリストをつぶす、そのひとつ。

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ガイドさんつきのコースで、山にのぼる人にとっては「あんな設備の整った登山は登山といわない」という富士山登山らしい至れり尽くせりだったわけだけど、それでも初心者的には写真をとる暇もろくにないようなせわしない登山。高山病、寝不足(山小屋でほぼ一睡もできず)、下山時は借りた靴が合わなくて足が痛い、のトリプルパンチ。
帰りのバスでは寝続け、帰ってきてからも数日間は体がみしみしいってる感じを味わった。

聞きしにまさる山道の大渋滞には唖然とした。一夏で30万人が登り、週末は1万人が頂上を目指すということで、山道はところにより休みの日の原宿駅みたいな状況。まさに文字通りおのぼりさんの大群というわけ 笑
ただ、深夜の山道を延々とつづく登山者のヘッドライトの明かりが星のレールのようで、振り返ると不思議にきれいだった。

寝不足で空気が薄くて頭が痛くて、何となくすべてがぼやけている感じで、ざりっ、ざりっと踏みしめる砂利道の感触だけがリアルに思い出される。
山頂から望んだ真っ赤な生まれたての太陽は美しく、同じ世界で起きている出来事とは思えなかった。

もう一回、いく?といわれたら、10年くらい後でいいかもしれないけど 笑 
一回はおすすめ。
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# by lat22n | 2011-08-11 10:21 | Japan

About me

東京育ち、若干西海岸風味。
東京で会計事務所4年、サンフランシスコで会計事務所/アドバイザリー5年、東京で投資ファンド2年半、これから香港で投資ファンド、、、の予定。

さていつまでつづくかなー。
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# by lat22n | 2011-08-10 11:35 | About


Tokyo - San Francisco - Tokyo - Hong Kong


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