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Hatching Twitter

東京が雪にすっぽり包まれた週末、久しぶりに1日まるまる家にいて、ソファに張り付いて本を読み続けていた。手を付けていなかったHatching Twitter. Twitter創業当時の創業者間の確執ドラマをとりあげた本。

まず感じたのは、サンフランシスコへのノスタルジー。自分が住んでいた時代のサンフランシスコの、住んでいた場所から徒歩圏内で、サービスが開発され、よくでかけていたレストランやカフェで節目の話し合いがされていたことは、妙に懐かしくて恋しく、まるで一つ一つのシーンが映画のようにくっきり目に浮かぶ。Brick house でのDinner, Blue Bottleでのミーティング。映画化が待ち遠しい。

Twitterのオフィシャルローンチは2006年夏のLove Parade(ベルリンを発祥とするレイブの祭典)だったそうだが、会場には私も友人に連れられてとことこ出かけてて、暑くてぐったりしてすぐ帰ってきて球場の向かいのバーでビールを沢山飲んだなあ。なんて。ちなみに、そのローンチは大失敗で、酔っぱらいに絡まれた後のCEO Jack Dorseyが頭を打つ大怪我をして流血沙汰になっていたらしい。

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by lat22n | 2014-02-24 23:04 | Read

[書評]ソーシャルファイナンス革命

出張帰りによった日本から香港に帰る機内で、友人であり同業者でもある慎泰俊さんの新著「ソーシャルファイナンス革命」を読了。
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(献本ありがとうございました!)

ソーシャルファイナンス革命、というタイトルから「うんうん、Living In PeaceのマイクロファイナンスPJの話ね」と思いながら手に取った私の予想はあっさり裏切られた。というか、もっと広くソーシャルファイナンスを取り扱っている著作。

前回の児童擁護施設の話も「とてもクオリティの高い入門書(誰が読んでも理解が可能)でありながら、問題提起を促している、その分野の先端の本」だったのだけれど、本著の構成も一緒。
ファイナンス理論の基礎の説明に始まり、現在世の中に存在するソーシャルファイナンス全般、マイクロファイナンスの実態から、先進国でのP2Pファイナンスの仕組みまでわかりやすく説明。たとえば、ソーシャルレンディングのマネオの仕組み、妹尾さんとはお目にかかる機会もあったのに、きちんと知らなかった。。。ので今回この本で理解して感嘆した次第。この本を読むと、世の中にどういうソーシャルファイナンスが存在するのかの全体像を知ることができる。
そして、現在進行形、もしくは未来のファイナンスの話まで展開している。

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by lat22n | 2012-07-02 23:53 | Read

働きながら、社会を変える。

この本の草稿を読ませていただいたのはもう結構前のこと。そこから長い推敲の過程をへて今の形になったという。
草稿を読ませていただいたとき、細かい指摘をすることがはばかられるほど強烈な印象をうけた。自分に何かコメントをする権利があるのだろうか?というのが、最初一読した印象で、途方にくれたのを覚えている。

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それがさらに推敲され、強いメッセージ性をもった本として世に出たもの。飛行機の中で一気に読ませていただいた。

慎さんとその仲間であるLiving in Peace(LIP)の教育プロジェクトの一環として取り組んでいる、児童養護施設のサポートを取り上げた本。
児童養護施設について知らない人が読んでもすっと入ってくる入門書でありながら、網羅的でかつ深い考察とデータに支えられた読み応えのある本でもある。
それぞれの子供たちのケースや児童養護施設の実態には、涙が出そうになる。
金融のプロフェッショナルらしく、理知的に、数字を使って説明されるその実態は、この恵まれた日本でおきていることとは信じがたい。再生産されていく、貧困・虐待・貧困のループの現実はとても悲しい。
私は恥ずかしながら、慎さんたちLIPの活動を知るまで、児童養護施設の果たす役割や、その実態については全く無知だったので、日本にそういう現実があることに、焦りやいたたまれなさを感じた。

さて、その現実をなんとかしたいという、心あるLIPの活動が、当初施設側からなかなか受け入れられなかったというのは興味深い。何か役に立ちたい、どうにかしたい、という気持ちがきちんと形になり、役に立てるというのには、提供する側の相当の工夫が必要なのだとつくづく思う。慎さんみずから住み込みをし、人間関係を築き、施設側のニーズをきちんと引き出したのが、LIPの活動が形になり始める鍵だったのだろう。

そのくだりを読んで思い出したのが、タイガーマスク事件。今年の新年、児童養護施設へのランドセル寄付が相次いだ。概ね、美談として取り上げられていたが、慎さんが「ランドセルを寄付するより、もっとできることが」というのをブログで呼びかけた。そこに寄せられたコメントをみて、私は憤りで涙がでた。何かをする、贈るという行為自体が自己満足になりうるという危うさと、それが受け手が望む形で行われたときのすばらしさの間の溝、そこを超えることが必要なこと、が、この本を読んでいただければわかると思う。

今後、LIPの行う資金調達が成功し(読む限りすばらしいスキームなのだけれど、これは全ての児童養護施設に門戸が開かれているのであれば、ぜひ、スケールするべきだとも思う)森の中の児童養護施設が立ちあがることを、願ってやまない。

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by lat22n | 2011-11-12 22:53 | Read


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