Bhutan - Sightseeing

夏の旅行はブータンへ。
やたらと、空が近い場所だった。

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ブータンというと、Gross National Happinessの国、やたらイケメンな若い王様のいる国、というのが一般的な日本人の印象だろうし、私もそれ以上のイメージはなかった。
国土は全部で九州くらいの広さだが、山に張りついていて、人がすむところはなんとなく少なさそう。ガイドブックによれば人口約70万人。これは鳥取より多く、島根より少し少ない。って、よくわかるような、わからないような感じだが、人口密度はかなり薄い。





Arrival

海外からの飛行機は国営Duruk Airの独占であり、当たり前のように高い。バンコクとの往復だけでUS 1000ドルくらいする。
国際空港はParoのみ。この山間の空港への着陸ができるパイロットは世界に7-8人しかいないとか。飛行機の両側に山が迫る中、息を止める様にしていたら、ふわりと見事な着地。

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Paro

到着と同時にガイドさんに迎えられ、まず週に一度という朝市を目ざす。
トマト、かぼちゃ、ピーマン、きゅうり、茄子。。。たいていの野菜は手に入る模様。ブータンの農業は、日本の海外技術協力事業団として派遣された西岡京治氏が稲作を推進させ、スイスの農業家が耕地での農業や酪農を推進させたということ。オーガニックで瑞々しい野菜、香港のスーパーで輸入の高い野菜を日々買っている目にはまぶしいほど。

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名物のチリ。旅行中毎食出てくるかんじ。

Paroは標高2400メートル、富士山五合目くらいなのだが、初日はさすがになれず、ワイン1杯でことんと寝てしまう。

Paro - Thimphu

首都Thimphuでは年に一度のお祭りの最中で、現地の人々にまじって見物。まず、ブータンの人々に着飾りぶりに目を奪われる。すべてシルクで手織りの女性の衣装、キラなどは軽く10万円近くするらしい。
男性用のゴは日本の着物に近い。男性もおはしょりをつくってひざ丈、正装はブーツらしいが、ハイソックスで代用。ブータン人の顔立ちはかなり日本人に近いのもあり、タイムスリップをして江戸時代くらいにきたような、不思議な感じ。

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このところかなり多くの仏教国を旅しているわけだが、仏教が広がっていく最中でいろいろな形に変化を遂げているのを感じる。
ここはチベット仏教だが、プリミティブでかつ力強い。ヨーロッパを旅行していたころ、美術館をめぐるたびキリスト教の知識がなさ過ぎて理解が浅いのを痛感し、付け焼刃で勉強をしたが、やはり仏教の勉強も必要な気がする。

Thimphu - Punaka

Thimphuを超えると急に道が悪くなる。空港のあるParoと首都Thimphuの間はインド政府の補助で作られて舗装されているのだが、そこ以外のブータンの中の道路は、舗装といっていい舗装ではない。3200メートルの峠こえはぽんぽん車のなかで体が弾むような道であった。

峠を越えてたどり着くPunakaは標高が低く、暖かい。棚田を渡っていく風がやわらかく最高に気持ちいい。というか、日本でもいつか昔見たような景色が続き、心が和む。

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Punaka Dzong

ブータンではもともと夏の首都Thimphu、冬の首都はここ温暖なPunakaと移動をしていたという。今でも、大僧正は夏と冬で住居を移動させている。夏の今はPunakaのDzongはからっぽ。1600年代に建設が始まった、勇壮な僧院である。

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Hiking in the rice field

棚田の中を抜けて、短いハイキングコースを2つほど。これは最終日の僧院いきトレッキングの下準備。ともかく暑いが、景色がさわやかで癒される。

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Punaka - Thimphu - Paro

Thimphuの街ふたたび。祭りの最中ではない普段の顔だが、これが、一国の首都の一番の繁華街。のどかだ。しかし、Thimphuへの人口集中は進んでおり、市街は急速に拡大しているという。

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街を歩くと目に付くのはベンガル系のインド人、耳につくのは、のどかな光景に似合わないインドポップス。ブータンとインドは微妙な関係だ。歳入の20%はインドからの援助であり、国策産業である水力発電の輸出先もインドだけ、一方で、ブルーカラーの仕事をきらう誇り高いブータン人は、建設現場などの仕事はインドからの出稼ぎ労働者に任せている、という。

Local Food

ずっと、ホテルの中か、外国人向けのレストランでしか食べていなかったので、ローカルの人もいくレストランを!と所望していってみた。入り口に、Sichuan Restaurant(四川料理)って書いてあるのを見てちょっとたじろぐが、メニューはローカルフードと中華の両方で、文化的には中国の影響が濃いブータンでは、こういうものが普段の食事なのだろう。

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ブータンの料理というと、ダッツィと呼ばれる、チーズとチリの煮込みが一番のソウルフード。ホテルではマイルドにアレンジして出されたが、ここではガツンと来る。
あとは、モモと呼ばれる、これは普通の餃子らしい餃子。牛肉の煮込み。そしてたくさんの白飯。チリで味をつけたポテトはおいしくてぱくぱくいってしまう。全般に、辛いものが苦手な人には厳しいかもしれない。

Paro Zhong

ParoのZhongには、ガイドさんとその奥様に民族衣装をお借りしていってみた。私の顔は、どうもブータン人にはよくある顔なのか、黒髪+日焼けがブータンぽさをかもし出しているのか、道中あちこちで「あの女性はブータン人か」とガイドさんは聞かれていたそうだが、民族衣装をきると完全に同化した模様。

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晴れ着の女性たち。日本人に割りと近いのは確かかも。

Taktsang Monastery (Tiger's Nest)

Paro観光のハイライト、断崖絶壁の上の寺院へのトレッキング。これも1600年台の建物だが、いったいどうやってこの岩の上に寺を建てようと思ったのか?と首をかしげる。

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上って2時間半、くだり1時間程度の軽いトレッキングだが、標高も結構高いので無理をせずのんびりと。
こちらがトレッキングシューズで山登り装備なのに、インド人やブータン人は、サリーやキラに身を包んでサンダル履きですたすた上っていくので感心した。あれ、サンダルが足の一部なんだろうな。

寺院は、ブータンで訪ねた中でもっとも荘厳だった。ここでうかつに「禁煙をしたい」とか願をかけると、願を破ってタバコをすうとめちゃくちゃ具合が悪くなるとか、そのくらい霊験あらたかなんだそうで、うかつな願い事はしないほうがいいらしい。笑

Hotel


旅するっていっても、まともなホテルとかあるのかな?という失礼な心配からスタートしたが、さすが観光立国。この数年、ホテル建設はどんどん進んでいる。

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ブータンでは外国人観光客はガイドなしで歩き回ることはできず(インド人だけは別らしい)、1日の観光が公営料金制で、現在は一人290ドル(季節、旅行人数による)。これにプライベートガイド、運転手、ホテル代、全部入ってなのでやたら高いわけでもないのだが、貧乏旅行のできる国でもない。高級ホテルに宿泊する場合や特別なアクティビティをしたい場合は、ホテル代の差額を払うシステム。

今回利用したのは、シンガポールベースのComo Groupの運営するUma by Como. ParoとPunakaの両方をとまりながらブータン西部の観光をするパッケージをホテルがもっていて、それに乗った。ファシリティも食事も洗練されており、部屋はなぜか巨大なVillaにアップグレードされていてバトラーさんまでつき、サービスも丁寧で行き届いており、快適な滞在だった。

ちなみに、Amanは5箇所もブータン内でホテルを運営している。もう少し奥地の中央部に行くと、外資系のホテルはまだAmanしかない様子。しかし、民宿かAmanかって、すごいチョイスだな。もう少し開拓が進んでからいくのがいいのか、今がいいのか。
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by lat22n | 2013-09-23 23:15 | Travel


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