Tram Party

香港在住の友人が毎年企画してくれるTram Partyに行ってきた。

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香港の街中を走るトラム(路面電車)は市民の足。私も、大江戸線並みに深いところにある地下鉄駅に降りていくのがかったるく、タクシーも捕まりにくい、近場の移動のときにかなりお世話になる。クーラーが効かないので夏場はちょっと暑いけれど、香港らしい風情のある乗り物だ。

こちら、パーティー専用車両があって、貸しきることができる。コースは香港島を西から東まで、Western Tram DepotからNorth Pointまで行き、帰りはHappy Valleyを経由して戻ってくるまで3時間。

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通常運行のトラムと同じ路線を同じスピードで走るのでゆっくり。軽食や飲み物を持ちこんでわいわい騒ぐことができる。

天気予報によるとその日は 1日中Heavy rain ということでだいぶ心配したのだけど、その日はちょうど日本から遊びに来てくれていた、超・晴れ女の友人のおかげか、朝からびっくりするくらい晴れた。

夕方には空が重くなって雨が降り始めたのだけど、トラムが西環のトラムデポを出て、中環のオフィス街を抜けることにはだいぶ上がり、そとで写真を撮ることもできるようになった。
その前日も、翌日も、この夕方の時間帯は豪雨だったので、だいぶ引きが強い。笑

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Organizerが日本人であるため、日本人とそれ以外半々くらい、の感じになった。集まる外国人も(というのもおかしいのだけど、ここでは私たちが外国人なので。ただ、我々以外にも、イギリス人とかアメリカ人とか台湾人とかいるわけで、ひとくくりに香港人、とも言いにくく)親日派というか、日本語を片言でも話す子はとても多い集まりになる。ビジネスレベルの人も相当いた。

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日本語が上手な香港人(あと台湾人)って多くって、びっくりする。その語学が、留学とかしていなくても、「テレビドラマと大学の授業だけで覚えた」だったりするので感心する。
彼らは広東語・北京語・英語に加え、日本語も話す。それに対し多くの日本人は英語すらろくにしゃべれない。。。という話をしたいのかとちょっと違い、なんというかそれが特別なことでもないのだな、という感じが判ってきた。でもって、母語+英語が話せるのがホワイトカラーの仕事ではデフォルトの香港で、そういう人がうじゃうじゃいることがここの金融のハブとしての側面を当然ベースとして支えてる、という構造。

おそらく、日本人が、ここでローカルと同じ条件で仕事をするとなったら、英語ができればとりあえず不自由しないアメリカ以上に要件は厳しい。競争相手が中国語がネイティブで、英語能力が変わらなかったら、たいていの場合当然劣後する。
まあ、英語だけでよいポジションも金融関係にはかなりあるので、その手の仕事のスペシャリストであれば英語でいいのだけど、今度は、そのポジションを世界中の同じ職種の人と競うことになる。
日本で就職難だから海外で、、、っていう話も世の中あるようだけれど、その向きには、香港は、もっともハードルが高い場所のひとつかもしれない。

・・・とりあえず、何かのとき?のため、私ももっと北京語の勉強をがんばろうと思う。。。

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(折り返し地点の北角では、トラムは市場を蹴散らすように進む。果敢にここで花嫁写真を撮るカップル。このあたりで生まれ育ったり、しているのかな?)

一方、香港人というのは、一般的には大陸出身やそれ以外の東アジア出身者ほど、強烈だったりパワフルだったりはしない。
その日も、初対面の、昔私がいたことがあるファームをやめたばかりというITコンサルの男性の話をきいたり、米系金融機関のオペレーションにいる女の子の愚痴などを聞いたが、がつがつした感じや、すさまじい上昇志向みたいなものは感じない。日本人と話しているのと同じ感覚。
仕事を短期を変えながらしたたかに動いていく人は日本よりおそらくきっと多い一方、この訳のわからないほどの貧富の差の中で、そこそこの暮らしができている以上、それ以上を何がなんでも求めなくてもいいかもね、というような印象。
そのあたりは、やはり出来上がった経済圏の住民たちだとおもう。

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(こちらも高級住宅地のHappy Valleyのマンション群。競馬場ビューが最高のステイタスだとか。。。私は海が見えるほうがいいけどなー)

そして、ここにほかに大きな産業がないっちゃないんだけに、集まる人の業種は極端に金融関係者に偏る。その日もほとんどが金融とその関連産業に働く人がメインの集まりになった。
シリコンバレーにいたころ、周りはエンジニアばっかりだったが、それ以上にこの街に金融関連者は多い。
日本の同世代か、少し下とこういう集まりをすると、金融・コンサルが多い私の周りでも、自然に、Webサービスのスタートアップやってます・飲食ビジネスを個人でやってます・事業会社の営業部隊です・プログラマー・官僚まで、いろんなタイプが集まるのだけれど、ここでそういうバラエティあふれる面子をそろえることはなかなか、ハードル高そうだ。

そもそも、起業しました!とか看板を上げてがっつり取り組んでいる人を聞かないし、大企業を辞めてベンチャーをやるべきだ!なんて話もそれに対するおなじみのCounter argumentも、きいたことが無い。
一方、じゃあ、大起業志向なのかというと、ファミリービジネスで小さなビジネスをいくつも束ねているような人たちが結局一番、アグレッシブだったりして、ベンチャーというより中小企業を選んでいる「優秀」層は結果的に日本より多いのかもしれない、と思う。
あと、サイドビジネスでうまくもうけている人なんていうのはかなりたくさんいる。不動産を転がして(笑)いる人はかなり多いし、昼間は保険会社に勤めている友人ガールフレンドの化粧品ビジネスが年商1億とかこの前聞いた。
弊社の秘書も、弊社のお給料より、凄腕の猫のブリーダーとしての収入の方が多いというまことしやかなうわさがある。。。

このちいちゃな島の中で、みんなして金利とか株とかコンプライアンスとかばっかりいじくってるのも、ちょっとつまらないかなー、とか、金融関係者で一応ある癖におもったりもするが、この環境に最適化して、したたかに生きている、というのが香港人のあり方なのかな、とも思う。

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(金融資本主義のメッカ、香港は中環を代表する、HSBCビルディング。光りすぎ。笑)
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by lat22n | 2012-05-21 20:55 | Hong Kong


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